持越しの恐怖
デイトレーダーとはいえ、たまには持ち越すこともある。
これを批判されることも多いのだが、イナゴ作戦の場合はどうしても持越しが基本となる。
イナゴ作戦はSTOP高に飛び込む作戦なので、翌日のGUの可能性は大だが、最初の頃は理由もなく持ち越すことをよくやっていた。
マイクロニクスはその典型銘柄だった。
しかし、持越しの恐怖をイヤというほど味わい、現在ではイナゴ作戦以外は持越しを厳禁としている。
ダウが下がれば恐怖、ウクライナが騒ぎ出せば恐怖、中国が悪化すれば恐怖、これでは心臓の弱い自分にとって、寿命を縮める一方である。
マイクロニクスでは本当に怖い思いをしたのを覚えている。
例えば、某証券アナリストがバテナイスについて懐疑的なブログを立ち上げたとたん、それが話題となってPTSで+300円以上つけていたものがとたんにマイナス300円位に急降下してしまった。
掲示板では売りあおりがお祭り騒ぎである。
その差600円の値幅落ちに恐怖した。
翌日の板を見るのがたまらなく恐怖だった。
翌朝、板を見てホッとした。
10,100円で購入したのだが、朝の気配は9,600円。
正直10万円は覚悟していただけに、5万円で済んで安堵となったが、損切り後、突然急騰し、13,800円をつけた時には絶句した。
この時期は持越しについていろいろと悩んでいた時期である。
地合いが良く、全体的にGUの時は持越し組が羨ましいし、逆にニューヨークが暴落の時は優越感に浸れる。
ただ、GDを食らう恐怖はないものの、儲かりもしない。
しかも、地合いの悪い日に何の根拠もなく、適当に買いあさったところで勝てるわけがない。
結局負けるのだ。
ならば、持ち越すべきなのか?
そう考えているうちにイナゴ作戦が有効であることに気づいたのである。
イナゴ作戦は基本持越しだ。
しかも、多少地合いが悪くても翌日GUの可能性は十分にある。
それ以外は持越しはやはりやめるべきだろう。
いつ何が起きるかわからないからだ。
リーマンショックや3.11東日本大地震のような事が突然起こったら恐怖に耐えないだろう。
そんなビクビクする毎日を送るくらいなら、持越しはやめるべきだ。
デイトレードとイナゴを基本に、これからもトレードしていきたいと思う。