CFDイナゴトレーダーの株日記

イナゴの見極め

このサイトではストップ高寸前の銘柄に飛び込み、翌日のGUで確実に利益を出すことを検証しているが、昨日、早速例外があった。
持ち越さずにストップ高の指値で売り抜け、見事成功した例を紹介したい。

その銘柄は6666リバーエレテックだ。
平成26年4月17日、午後2時ちょっと前にリバーエレテックがストップ寸前まできていた。
あと12円、買いが約10万に対し、売りは8000、典型的なストップ到達ラインだ。

リバーエレテックはGoogleグラスの部品を作っており、それが材料視されて値を上げた。
616円がストップ高で、604円から500株入った。
パターン的にはソッコーでストップに張り付き、数十万~数百万の並びができると期待した。
そうなれば持越しパターンなのだが、なかなか張り付かない。
あと1円、2円というところで大量の成り売りが入ってしまう。
時間をかけてようやくストップに到達したが、すぐにはがれてしまう。
2度目の到達もすぐにはがれた。

「弱い」誰もが思っただろう。
さすがにストップ値の616円指値を入れ、3度目の到達で値幅12円利確した。
その後、徐々に値を落とし、最終的には580円で引けとなった。
値幅80円のストップ高から、まさか36円も落とすとは思わなかったが、大成功の判断となったことに勝ち以上の価値がある内容だった。

イナゴ作戦のキモは、飛び込む際に板を注視し、買いの勢いを感じ取ることだ。
闇雲に飛び込んで高値掴みとなっては元も子もなくなってしまう。
一度飛び込んだら、板をずっと眺め、張り付くか否かを十分に吟味しなければならない。

●ザラ場を見れないサラリーマンには無理がある
イナゴ作戦は、ザラ場をよく観察しなければ不可能である。
自分の場合、監視銘柄は200ほどだが、200もあれば一日に数個はストップ銘柄が出てくるものだ。
だが、張り付き寸前の銘柄を見つけ出すには、ある程度監視が必要で、飛び込んだ後は板に注視しなければならない。
仕事中にこれができないサラリーマンでは、この作戦は不可能だろう。
サラリーマンの場合、やはりデイではなく会社の将来性を買い、長期ホルダーとして「投資」をするしかないと思う。
私の場合、明らかに投資ではなく「投機」だが、人それぞれやり方のスタンスは違って良いと思う。
半年・1年でテンバーガーというのはよくあるが、デイトレーダーにとってテンバーガーははじめから無理というものだ。
お互い、それぞれ長所と短所があるので、自分のスタンスで株式投資を楽しめればそれで良いのではないだろうか。